導入~Googleサイト&カスタムドメイン・DNS設定などのご紹介
創業する際に弊社ではGoogleWorkspaceを導入することで金銭的、人的コストを削減しております。このページではこれから利用される方の参考になればと思い2022年1月時点での情報を掲載させていただきます。
導入を検討されている企業様のサポートも行っておりますのでその際はお問合せフォームよりご連絡いただければ幸いです。
今までさまざまなツールを利用してきましたが、結局一番利用しているのは何か?と考えたところchromeブラウザをベースにWebサイトの検証やGoogleアプリを利用することが多く、であればできる限りGoogleで賄ってしまおうということで弊社のツールはほぼGoogleです。
通常業務関連
office系ソフト(Excelやword等)→googleスプレッドシートやドキュメントをメイン利用
Dropbox等→googleドライブ(外部との共有も共有ドライブを作成して共有)
Web会議→主にGoogleMeetを利用(slack・chatwork・teamsも利用しますけど弊社がホスト時はGoogleMeet)
サイト関連
ドメイン→Googleドメインで購入(Workspace申し込み時に購入)
メール→Googleドメインで購入したドメインを利用して発行
WEBサイト→Googleサイトで作成しドメインを割り当て
また、外部企業様との情報共有や管理についてもいろいろなツールを利用していますがツールの利用方法の説明だったり、ツールをインストールしてもらったりと結構プロジェクトを行う前の事前準備に時間や手間がかかります。
ですが、Googleサービスを利用する場合には皆さんほぼ設定が不要なので事前準備もスムーズに完了します。(セキュリティーの設定等は注意が必要です。)
上記のようなことから弊社ではGoogleに依存しているわけですが、人的コストも含めた費用は一番安価に収まっていると思います。
【注意点】
Googleサイトでサイトを作成する場合、簡易的なコーポレートサイトや社内で利用するポータルサイトのようにあくまでも「簡易的」なサイト構築ツールだと思ってください。ECサイトや会員登録が必要なサイトなどについては従来通りフルスクラッチで作成したり、目的に合わせたCMSを利用して構築したほうがベストです。
なお、GoogleサイトでAdsenseの導入は行えませんのでこちらも同様に注意してください。
Google Workspace Business Starter プランか Google Workspace Business Standard プランでプロモーション コードを適用すると、初年度の料金が 10% オフになります。
Google Workspace Business Starter プラン XC67XCMUTH7J4NR
Google Workspace Business Standard プラン QADKWVR7ECVRMDG
主な流れは下記
GoogleWorkspaceに申し込む(Starterでもよいですがクラウドサーバとしても利用するならStandard以上が良いです。)
Googleドメインを購入&サーチコンソールでドメインの所有者登録
Googleサイトでサイトを作成
GoogleDomainsにてDNSの設定
Google管理コンソールから購入したカスタムドメインをGoogleサイトに割り当て
既存でドメインを保有している場合はGoogleに移管したほうが後々手間がなくなります。(外部でも利用可能ですが手間がかかります。)
Googleドメインは他と比べて年間の費用が高い(とはいえ1,400円とか)ですがメールの設定やネームサーバの設定などの手間を費用に換算したら安価です。
主に利用する管理画面は下記となります。
管理コンソール https://admin.google.com/ ドメインやGoogleアプリの設定等、基本的にこの管理コンソールをメインで利用します。
GoogleDomains https://domains.google.com/ ドメインの登録情報・DNS・SSLなどWEBサイトやドメイン関連の設定で利用します。
サーチコンソール https://search.google.com/ ドメイン購入後に所有者登録が行えます。サイト公開後のGoogleインデックス状況等の確認に利用します。
アナリティクス https://analytics.google.com/ サイトのコンバージョンデータ収集や各サービス間との連携が行えます。
Googleビジネス https://business.google.com/ Googleの検索結果右側に表示される情報を設定します。利用開始には2週間程かかります。
ページのプロパティの変更
プロパティを変更しないとURLが「xxxxx.com/ページ名」となります。
右側の「ページ」タブで表示されたページ名の右側3点ポイントをクリックして、「プロパティ>詳細>カスタムパス」にホーム→homeのように英語に変更した方がURLの見た目的に良いです。
問い合わせフォーム
Googleサイトでは問い合わせフォームは作成できませんのでGoogleアプリの「Froms」からフォームを作成してGoogleサイトの「挿入>フォーム」で作成したフォームを選択してください。
サイトの外部公開
外部に公開する場合は、右上部の「他のユーザーと共有」をクリックし表示されたウィンドウ下部のリンクの「変更>公開済みサイト>公開」にしてGoogleグループに登録されている人以外(一般の人)も見れるように設定します。(社内用であればグループ名を選択して下さい。)
右上公開ボタンの右側「▼」をクリックして「公開設定>ウェブアドレス」に公開するURLを登録します。(後にこのURLをカスタムドメインに紐づけます。)
例)index・top等
このURLはコピーしておいてください。後ほどカスタムドメインとの紐づけで利用します。
DNS等の設定
GoogleDomainsにログインします。
「DNS>カスタムレコード」にて登録を行います。サイトURLを「www.xxxxx.com」と設定したいので下記を入力して保存
ホスト名 www
タイプ CNAME
TTL 600(基本は3600で1時間ですが、600として10分に変更しています。)
データ ghs.googlehosted.com ←共通ですので必ず入力してください。
「ウェブサイト>転送」にて転送設定を行います。(xxxxx.comと入力されてもwww.xxxxx.comに転送させるようにします。)
転送先 https://www.xxxxx.com
詳細オプション
リダイレクトタイプ 恒久的なリダイレクト(301)を選択
パス転送 転送しない
SSL経由での転送 SSLがオン
カスタムドメインとの紐づけ(Googleサイトで作成・公開したWEBサイトに独自ドメインを割り当てる)
「管理コンソール>アプリ>GoogleWorkspace>Googleサイト>カスタムURL」
右上の「+」ボタンをクリックして新しいGoogleサイトにチェックし続行をクリック
上記でコピーしたGoogleサイトのURLを入力し、次に購入したカスタムドメインを入力します。
CNAMEは前段のDNSで設定していますので、そのまま「カスタムURLを追加」してください。
サイトへの集客や分析結果を見てサイトの構成を変えたりする場合には便利ですので是非導入してみてください。
サーチコンソールについてはドメイン購入時に基本設定はされています。
アナリティクスとの連携
左メニュー下部の「設定>協力者」よりアナリティクスを登録します。(アナリティクスから連携も可能です。)
※サイトマップは登録不要です。
アナリティクスはログイン後、サーチコンソールやGoogleサイトとの連携を行っておきます。
サーチコンソールとの連携
基本的な登録の完了後、「プロパティ>サービス間のリンク設定>SearchConsoleリンク」から「リンク」ボタンをクリックして表示されているサーチコンソールのアカウントを選択して連携をしてください。
Googleサイトとの連携
「プロパティ>データストリーム>登録されている項目をクリック」右側に測定IDが表示されます。これをコピーしてください。
Googleサイトへ移動し、右上上部の歯車マークをクリックし「設定>アナリティクス」で表示された入力欄に先ほどコピーした測定IDを入力しウィンドウを閉じます。
最低限、上記の設定を行っておけば完了です。
このツールを利用し収集されたデータで集客対策やウェブサイトの構成変更などを行います。
Googleビジネスにログインし、検索結果に表示される内容とは別にGoogleの検索結果ページの右側に表示される企業情報を設定します。
Googleサイトとは別に、Googleに表示されるサブサイトと考えていただければよいです。このサービスでもウェブサイトの作成は可能ですがGoogleサイトで作成したほうが良いのでGoogleビジネスではウェブサイトの作成は行いません。
利用開始時の注意点としては登録した住所が実在するかの確認が必要です。ハガキでの住所確認が時間はかかりますが手間がないのでお勧めです。登録後2週間程度で登録した住所に番号が記載されたハガキが届きますので、届き次第Googleビジネスにログインをして番号入力後に利用可能となります。
※事前にある程度設定は行えますので、ハガキが届くまでに準備を行いましょう。
情報の登録
情報をクリックして企業の情報登録を行ってください。私が重要としているのは「ウェブサイト」の登録です。Googleサイトで検索ヒットされなくてもGoogleビジネスで表示された画面にウェブサイトへのリンクボタンがあります。
また、GoogleMapで表示された場合も情報にウェブサイトが表示されますので「Google検索結果」ページ以外からの流入を想定してこの情報を登録します。
利用目的としては検索結果で企業情報が表示されることが主たる目的ですが、店舗であればクーポンの発行や、情報の投稿など利用できる機能は多いので利用してみてください。
本ページの内容はGoogleサイトをメインに記載させていただきましたが、今後はメールやその他のアプリについても掲載していきますのでご要望あればお問い合わせフォームからご依頼ください。